フジテレビが痴漢被害率をクイズにして批判の声。だけど問題は痴漢を生み出してしまう都市構造と交通機関にもある気がする

5月18日に放送されたバラエティー番組「ネプリーグ」で出題された「痴漢にあったことがある女性は何%？」という出題に対して、ネット上で批判の声が上がっているそうです。

1 ネット上では批判の声が…
2 一方で自意識過剰という声も
3 男女共にお互いに見えない女と男と戦っているような気もします
4 痴漢冤罪(？)は本当に怖い
5 通勤通学ラッシュがオワコンになればいいのに

ネット上では批判の声が…

ネプリーグの痴漢クイズ、これ「強姦」とか「殺人」だったら企画にしてなかったよね？痴漢って犯罪を軽く見てるよね？

— 森信太郎@穏やかな生活 (@morishin5555) 2015, 5月 18

ネプリーグというテレビのクイズ番組で痴漢被害の女性を冷やかしたような問題を出したという件だけど、遂にテレビが視聴者を殴り始めたって感じがする。 — 美香＊ (@mmmkaafa) 2015, 5月 18

ネプリーグで痴漢の被害割合というクイズやってて（リアルタイムで見てたが）問題になったみたいだな･･･。犯罪に関するものをクイズにするなっての･･･。実際被害にあった人の傷を抉る気か。

— 斗光@強いられているんだ！ (@midnasama) 2015, 5月 20

一方で自意識過剰という声も

@near_k10 導入されるといいよね (´-ω-｀) ネプリーグの痴漢の件で「勘違いすんな自意識過剰ブス女」みたいな発言が多くて、実際痴漢にあっても助けてくれないしそういう目で見られるのか、って改めて怖くなった。痴漢の手つきは全然違うから分かるよねー。 — saina (@yu_katan) 2015, 5月 21

殆どの女が「痴漢されたことあるぅ〜」と言うが、それはほぼ勘違いだろう。ネプリーグで痴漢された経験が50%を超えたがそうなると車両に乗っている女性の殆どが痴漢経験者となる。電車に乗る時に車内を見渡してくれ、痴漢したいと思えるような女が乗っているか？いないだろう。それが真実だ。

— ヒモ (@himoneeze) 2015, 5月 20

今ネプリーグで「痴漢にあったことがある人」っていうのが60%くらいあったんだけど、それってほとんど被害妄s… — 300ZX野郎@クソメガネ (@Fairlady_Z32_) 2015, 5月 18

男女共にお互いに見えない女と男と戦っているような気もします

ツイートをざーっと眺めたところ「6割も痴漢されてない！自意識過剰なのでは！？(要約)」という主張は主に男性と思われる方の発言。

一方で女性と思われる人からは「自意識過剰って言っている人は男は女性とまともに関わってない童貞なのでは(要約)」という発言も。

同性の立場を贔屓してしまうは仕方ない事だと思います。

男性からすると痴漢冤罪、また慰謝料目的の冤罪の話を聞くと怖いと感じますし、女性からすれば好きでもない人に体を触られるのはただただ恐怖だと思います。

実際にそれらの被害に合った合っていないに関わらず、その手のエピソードを見聞する度にお互いがお互いを仮想敵化して憎しみ合う構図になってしまっているような(´・ω・｀)

痴漢冤罪(？)は本当に怖い

私自身も痴漢冤罪…というわけではありませんが電車内で女性に「ジロジロ見ないでください」と身に覚えの無い注意をされたことがあります。

その日は乗車率150％ぐらいですかねぇ、私はキャリーケースを持って電車の入り口に写真の赤丸付近、座席の手すりに寄りかかれる位置に立っており、両手が塞がっていたので電車内の広告を一通り見終えると窓から見える景色を見ていました。

写真は素材ボックスより

しばらく窓を見ていると、窓と私の間に居た女性がこちらをチラリとむいて「ジロジロ見ないでください(イラッ)」と一言。

当時の私はただただポカーンとするばかり。「今の、僕？」とも思ったのですが、明らかに私の目を見て言っていたし、確かに私の視線と窓を結ぶと間にその女性は居たので視界に入っていたことは確かなのですが、決してその女性を見ていたという意識は無かったです。

私は元々、強く出られるタイプでもないので特に反論は出来ず、帰宅後に何で何もしてないのに怒られなきゃならないんだとイライラ…。

普段からなるべく電車では女性の近くを陣取らないようにしていますし、乗車率が高いときは両手を挙げるようにしています。これでも「体を押しつけられた」等と主張されると駄目らしいのですが、それでも不要なトラブルを少しでも避けるために何もしないよりはマシだと思っていましたが、視線で怒られる日が来ると公共の交通機関には乗れなくなってしまいます…。

まあ、私は決して見てくれが良いわけではありませんし、その女性から見ると風貌が怪しかったのかもしれません。あるいはその日その女性がたまたまイライラしていてるところにタイミング悪く居た私が不快に思えたのかもしれません…(´・ω・｀)

しかし、こういった事が現実としてあったわけですから痴漢も痴漢冤罪もそれぞれの率はともかく確かに存在しているのでしょう。