先日、本屋に立ち寄ったところ、進撃の巨人16巻が大量に平積みされており、既に発売されていた事に気がつきました。
もくじ
コミックの電子書籍版は発売日が遅い!
早速、その場でiPhoneからブラウザを立ち上げて(iOS版Amazonアプリからデジタルコンテンツは購入出来ないのでブラウザから購入する必要がある)AmazonのKindleストアから進撃の巨人16巻を購入。
進撃の巨人は電子書籍の発売が紙の書籍と同日なので、ありがたいですね。
テラフォーマーズはn巻が発売前後に電子書籍で(n-1)巻が発売される感じのスケジュールなので、電子書籍組は最新巻を読めないのが辛い所。
この電子書籍の発売の遅さは出版社毎の方針だと思っているのですが、実際の所はどうなんだろうと思ったので、出版社毎に調べてみることにしました。
進撃の巨人16巻の電子書籍サービス毎の発売日を調べてみたところKindle、eBookJapan、BookLive、hontoで発売日が同じだったので、電子書籍サービス毎の発売日は同じだと仮定し、出版社毎にKindle版の発売日を調査しています。
また、これから電子書籍デビューしたいけど、どのストアにすれば良いかわからない…という方はコチラの記事もどうぞ。
秋田書店
週刊少年チャンピオンにて連載中の弱虫ペダル39巻の発売日が2015年4月8日、同日にKindle版が発売されています。
ヤングチャンピオンにて連載中のOUT6巻の発売日が2014年11月20日、同日にKindle版が発売されています。
プリンセスにて連載中の後宮デイズ~七星国物語~8巻の発売日が2014年11月14日に対してKindle版は2014年の11月21日。
Kindle版の発売日は同日~わりと早めの様子。
角川書店
月刊少年エースにて連載中のケロロ軍曹26巻の発売日が2015年3月25日に対してKindle版は2015年の3月26日。
ヤングエースにて連載中の万能鑑定士Qの事件簿6巻の発売日が2015年4月4日、同日にKindle版が発売されています。
コンプエースにて連載中の魔法少女リリカルなのはViVid13巻の発売日が2015年1月23日に対してKindle版は2015年の1月26日。
月刊ASUKAにて連載中の桃組プラス戦記13巻の発売日が2015年1月24日、同日にKindle版が発売されています。
Kindle版の発売日は同日~わりと早めの様子。
講談社
週刊少年マガジンにて連載中の金田一少年の事件簿R4巻の発売日が2014年12月17日、同日にKindle版が発売されています。
ヤングマガジンにて連載中の監獄学園16巻の発売日が2015年3月6日に対してKindle版は2015年の4月6日。
ヤングマガジンにて連載中のPACT5巻の発売日が2015年4月6日、同日にKindle版が発売されています。
なかよしにて連載中のわたしに××しなさい!17巻の発売日が2015年2月13日、同日にKindle版が発売されています。
Kindle版の発売日は同日~わりと早めの様子。
2015年5月6日追記
一概には言えないようです。
一方ではじめの一歩など現在110巻まで発売しているのにも関わらずKindle版が60巻までしか発売していないものもありました。
2016年11月11日追記
はじめの一歩は現在電子書籍で読むことは出来ません。
後にわかってしまうことだから言ってしまうと電子の少年マガジンに[はじめの一歩]は載っていない。理由は二つ。
僕は紙の漫画を読み紙に描き紙の上の表現を模索してきた。どうしたら読者が読みやすいか喜んでいただけるのか、そればかりを30年以上続けてきた。
見開き単位で見せここから入ってここから出るなどの目線の誘導など紙に特化したものしか考えてこなかった。それがサービスだと思ってきた。スマホで読まれることは頭になかった。
出版社から頼まれとりあえず60巻まで電子書籍にしてはみたが自分の漫画を読むのが苦痛でしかなかった。あくまで僕個人の考えだが紙の原稿のそのままの移植はサービスの体を成していないと判断した。
単行本の電子配信も契約満了をもって終了する。端末上での新たな表現の模索者達の活躍を祈る。
もう一つはお金の問題。
明らかにコストのかからない電子なのに作家の取り分は紙とさほど変わらない。出版社と何度も話し合いをしてきた。全体の料率(印税)を上げてほしいと交渉をした。色んな説明をしてもらい意見を交換した。全体を上げるのは無理だそうだ。
個別交渉なら可能と僕になるほどという数字を提示してくれた。しかし全体の底上げ交渉で僕だけ上がるわけにいかない。ありがたいけど受け取るわけにいかない。納得いかないものにはハンコを捺せない。お金を貰いながらの交渉も僕の主義ではない。まずは全て無しとしたい。
以上が二つの理由。
大部分が作家としての矜持ではある。個人的な考えだから賛同は求めないし偏屈と言ってくれて構わない。時代や状況がもっと変われば気持ちも変わる可能性もあるしこちらから電子化をお願いするかもしれない。しかし今は静観したい。電子出版黎明期、漫画の表現と皆が納得できる未来があると期待する。
ただ自意識過剰ではあるが一歩を楽しみに買った読者がいたとしたらと思ったり、これまで一緒に頑張ってきたマガジンの作家や編集者達の門出に協力できないとはと考えるといささか胸が痛い。
コストに関しては電子書籍は電子書籍でサーバーの維持費などがあるので、それなりのコストがかかってしまうんじゃないかなと思いますが、根底にあるのは浦沢直樹先生などと同じで見開きで見て欲しいという理由のようですね。
集英社
週刊少年ジャンプにて連載中のONE PIECE76巻の発売日が2014年12月27日に対してKindle版は2015年の1月27日。
ヤングジャンプにて連載中の嘘喰い36巻の発売日が2015年2月19日に対してKindle版は2015年の3月19日。
りぼんにて連載中の絶叫学級19巻の発売日が2014年10月15日に対してKindle版は2015年の1月15日。
Kindle版の発売日は1月遅れ~といった様子。
小学館
少年サンデーにて連載中の名探偵コナン85巻の発売日が2014年12月18日に対しKindle版は2015年3月16日。
ゲッサンにて連載中の信長協奏曲11巻の発売日が2014年9月12日に対しKindle版は2014年12月8日。
ビッグコミックにて連載中のフォーシーム5巻の発売日が2014年12月26日に対しKindle版は2015年3月23日。
ちゃおにて連載中のドーリィ♪カノン6巻の発売日が2014年10月1日に対しKindle版は2015年1月19日。
Kindle版の発売日は3ヶ月遅れ~といった様子。
ちなみにハヤテのごとく!など連載中にも関わらずKindle版を発売していないタイトルもある模様。
2016年11月11日追記
ハヤテのごとく!も既に電子書籍化されているようです。どうやら以前は配信していたようですが、一旦配信が止まり、その後再開した模様。
スクウェア・エニックス
月刊少年ガンガンにて連載中のばらかもん10巻の発売日が2014年9月22日、同日にKindle版が発売されています。
ヤングガンガンにて連載中のドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~20巻の発売日が2014年12月25日、同日にKindle版が発売されています。
ガンガンジョーカーにて連載中の一週間フレンズ。6巻の発売日が2014年7月22日、同日にKindle版が発売されています。
Kindle版の発売日は同日に行われている様子。
竹書房
近代麻雀にて連載中のアカギ27巻の発売日が2013年7月13日に対しKindle版は2014年12月15日。
近代麻雀にて連載中のムダヅモ無き改革14巻の発売日が2014年12月1日、同日にKindle版が発売されています。
まんがライフMONOなどで連載中の森田さんは無口9巻の発売日が2014年12月27日、同日にKindle版が発売されています。
アカギは例外として、Kindle版の発売は同日に行われている様子。
出版社+作者の意向かも
出版社が多すぎてキリが無いので今回は7社のみを取り上げました。漫画大国日本を侮っていました…。
出版社毎に漫画雑誌を複数選択し、その中から連載中の漫画を1~2作品チョイスして調べるというかなり荒い方法なので、作品によっては異なっている可能性がありますが、集英社と小学館はわりとKindle版の発売日が遅めのようです。もし集英社と小学館から発売されているコミックスで同日にKindle版が発売されているものがあったら教えていただけると幸いです。
ちなみに、成人向けレーベルを主に扱う出版社は年単位遅れて電子書籍版を出すどころか、電子書籍版が無いことも多い印象を受けました。成人向け作品こそ電子書籍需要がありそうな気がするんですけどね…。
ここからは想像でしかないのですが、出版社、掲載誌によって最低限の遅らせる期間が決まっていて、そこからは作者の意思でKindle版の発売日を決めているのではないかと思われます。
テラフォーマーズの発売日が3ヶ月遅れなのでヤングジャンプに掲載されている作品は皆、Kindle版の発売日が3ヶ月程度遅れるものだと思っていたのですが、嘘食いは1ヶ月遅れのようですし。
作品によっては紙の書籍の方が装丁など意匠が凝らされているので、所有欲みたいなものを満たしてくれるとは思うのですが、住宅事情を考えるともう漫画を紙で買うことは無いなと思います。よほど限定版などの特典に魅力を感じた場合は紙の書籍を購入する可能性もありますが…。
所持していた漫画を自炊代行に出し部屋をすっきりさせたので、再び部屋を埋めたくはないんですよね…。出版社側がもっと電子書籍について前向きになってくれると個人的には嬉しいです。
なるべく、完結済みの作品を買うようにしているのですが…。
Kindleで漫画を買うようになってからはなるべく完結済みの作品を買うようにしています。
本当は連載中の漫画ってサバイバルホラー漫画かと思ってたらスタイリッシュ丸太アクション漫画だった…みたいな事があるのであまり買いたくないんですよね、それはそれで面白いなら良いんですけど、当初求めていたものと違う路線になったり、納得が行かないような結末を迎えたり、いつまで続くんだ…!みたいなこともあるので基本的には連載中の漫画はあまり買わないようにしています(といいつつKindleで購入したタイトルは連載中の方が多かった)。とはいえ買い始めてしまったものは仕方が無いので、良い感じに完結することを祈りつつ買っていくしかありません。17巻以降も楽しみです。
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