たかと
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アフィリエイト広告の広告主の返信が遅くても許してあげて欲しい。おそらく、通常業務と兼任なんです

サーフィンをしに海へ来たのに、ついついコーディングしてしまうIT戦士

アフィリエイト広告の「広告主からの返信が遅い!」とイライラしている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそれにはわけがあるんです。

かくいう私もニートになる前はアフィリエイト広告の窓口でしたよ!

私は以前勤めていた会社が出稿していたアフィリエイト広告の窓口を担当していました。

創業から5年以上10年以下、従業員は20人以上40人以下の規模の会社で、いわゆるスタートアップとか、ベンチャー企業と言われる企業だったのですが、アルバイト勤務時代は社長から「お前、良い意味でオタクっぽいから通常業務の他にWebの出稿担当とかもやらせたい。今は外注してるけど内製化したい」と言われました。

ネットの知識といえばブログを運営しつつアフィリエイトをちょっと囓っている程度で、そもそも広告を出すということに関しては素人同然でしたが、面白そうだったので承諾し、リスティング広告への出稿やSEOについて社内の担当になりそうでした。

なりそうでした、というのはそれはとは別に日常8時間勤務で終わらない仕事があるのに加えて外注していた事をまるまる自分が担当するとなると「分身するか、家に帰っても仕事をするハメになりそうだ」と担当している途中で思ったので「社長、Web周りの出稿は大変興味深いんですが、通常業務にこれを加えてやるのはちょっとしんどいです。通常業務を減らしてくれませんか?」と提案したところ最終的にその業務は外注業者を引き続き使うことになり、私は基本的に通常業務に専念することになったからです(笑)。

さて当時勤めていた会社ではGoogleアドワーズやYahoo!ディスプレイアドネットワークには出稿していたのですが、アフィリエイト広告には出稿していませんでした。私はブログなんかでアフィリエイト広告を知っていたので「アフィリエイト広告にも出稿してはどうですか」と社長に提案しました。

社長はアフィリエイト広告について知識がなかったので、簡単に概要をまとめると「ほーん、良さそうやん。業者呼んどいて」と告げられA8.netバリューコマースなどのアフィリエイトASPの営業さんとのミーティングを経て最終的には出稿する事になりました。

私が提案した事のに加え、社内にそういった出稿に関する事情に詳しい人間が居なかったので当時アルバイト勤務ながらも窓口は私が勤め、正社員になってからもそれは続きました。

アフィリエイト広告の窓口業務とは

アフィリエイトの窓口業務は主にアフィリエイターに支払う報酬の確定作業とアフィリエイターからの問い合わせに応じる事です。

報酬の確定作業って何?と思うかもしれませんが、アフィリエイトを少々囓っている方であればお馴染みの「未確定報酬」ってあるじゃないですか。あれを確定させる作業です。あれ、実は大部分が人力で確定させてるんですよ。これが結構手間なんです。

もうちょっと詳しく説明するとアフィリエイターが運営しているサイトからのリンク経由での買い物なり契約なりの「コンバージョン」が達成されると一旦「未確定報酬」として保留されます。その後本当にそのコンバージョンが達成されたかを確認してから報酬を支払うんですね。通信販売などで言えばキャンセルや返品が無かったか、来店系のビジネスであれば予約のキャンセルが無かったなどで判定を行います。

話は逸れますが、実はこの「コンバージョンが達成されたか」の線引きには明確な決まりがないんでその辺のさじ加減は広告主に委ねられます。報酬の支払い拒否理由も自己申告ですからね。

広告主によっては予め予算を設定し、上限を超えていた分は支払わないなんて事も可能です。あまりやりすぎると「報酬キャンセル率」の値が上昇してしまうのでA8.netなんかでのランクがブラックなどに該当する上位のアフィリエイターから見た時にキャンセル率の高さがバレるんで露骨にはやらないでしょうけど。

一応、私が勤めていた会社に関しては私が担当している間は真摯に対応した自負があるんで、基本的に予約がキャンセルされなければ報酬はお支払いしてましたよ!(笑)ただ、うちは来店系のビジネスだったので当日までのキャンセルがそれなりに発生するんです。それ故にキャンセル率はそれなりに高かめでした。

業務の優先順位が低かったんです(´・ω・`)

閑話休題、この報酬確定の作業がなかなか時間を食う作業なのに加え私は自分の部署の通常の業務も行っていました。

通常の業務時間(8時間+残業分)は概ね自分の部署の業務を処理する時間で終わるので主に休憩時間などを利用し、報酬の確定作業を行っていました。

故に、アフィリエイターからの問い合わせがメールボックスに残っていても「定休日挟むわけじゃないし、返信は明日でも良いか。今日はこれ以上残業したくないよ」となりがちなんですよ!(笑)

社内でも、軽んじられていた業務だった(´・ω・`)

そもそも勤めていた会社においてはアフィリエイトの窓口業務はあまり、重要視されていませんでした。

「ちゃちゃちゃっとやって終わり!って感じで終わるでしょ?」みたいな。

私としては会社で使用しているシステムだとある程度精査に報酬の確定をさせるには時間がかかること、時間をいただけるのであればアフィリエイター側にも訴求が出来るはずなのでちゃんと仕事の時間を割いて欲しいことは告げたのですが、いまいちそれを上手く社長や経営陣にプレゼンテーション出来なかったのか、結局それ専用の時間が割かれる事はありませんでした。

私としてはアフィリエイターは顧客にもなり得る可能性があるのだから、お客様同等に扱うべきだと思っていたのですが、会社として「通常の業務が優先」「固定残業代を越えないように(どういう処理かはわかりかねますが越えた分は払わない)」という方針のようだったので会社の方針に従っていました。

「じゃあ、自主的に残業して返信を返せばいいだろ!いい加減にしろ!」と思うアフィリエイターの方も居たのかもしれませんが、私はあくまでも労働者なのでおちんぎんにならない労働はしたくなかったんです。必要以上に身を削って1円にもならないならしない方が良いの精神で働いていたのでいつも以上に残業してまで即レスをするという気は毛頭無かったです。てへぺろ。

大企業であれば、Web広告部門の部署があるのである程度、人員は居ると思うのですが中小企業以下の規模であればコンサルタントに勧められるがまま導入し社内の窓口としては「ちょっとパソコンとか詳しいでしょ?」程度の人が窓口となり、通常業務と兼任している事が往々にしてあると思います。

ですので、広告主からの1日で返ってこなくても許してあげてください(´・ω・`)

「今日平日なのに何で返信寄こさないんだろう」と思ったら平日定休日の人間も居る事を思い出してあげてください(´・ω・`)

さすがに1週間どころか1年以上たっても音沙汰が無い(TSUTAYAオンラインショッピングさん、貴方のことですよ)のはどうかと思いますけど(笑)。

もっとも、そういう環境でやっているのであれば、特別単価などに応じる予算が用意されていない可能性もあるので、あんまり稼働を割く意味が無いという判断にもなるかもしれませんが…。

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たかと
2016年3月に大学を卒業後、同年7月末日まで内定をいただいた会社に日常をおかされつつ社会人の真似事をしておりました。おかされるという意味合いでは対魔忍だったと言えるでしょう。 その後、おちんぎんに屈する事なく晴れてニートになりました。 詳しいプロフィールはコチラ

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