たかと
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Nikon 1 J5を買う前に考えておきたい!カメラが抱える大きな矛盾

しまむらくん

2015年4月23日にNikon 1 J5が発売されました。有効画素数は2081万画素と等々2000万台に突入。

画素数が肥大化していくNikon 1シリーズ

Nikon 1シリーズはNikonが2011年に新たに立ち上げたレンズ交換式カメラのシリーズ。

Nikonはレンズ交換式アドバンストカメラと呼称していますが、実際はそれまでミラーレス一眼には手を出していなかったNikonのミラーレス一眼となっています。

シリーズ立ち上げの際に発売されたV1J1は有効画素数は1010万画素だったことを考えると4年もしないうちに画素数だけは倍になってしまったようです(´・ω・`)

エントリークラスということはわかっているけど

Nikon 1シリーズはJ4から本田翼さんをイメージキャラクターとして採用していますし、J5のキャッチコピーは「ぼかして撮る、をわたしは知った。」となっています。

これらのプロモーションや価格帯を考えるとハイアマチュア、プロ層、また私のようなスペックオタに強く売り込もうとしているわけではなく、カメラについて詳しくなく10代から40代ぐらいの女性をターゲットにしているのでしょう。

それまであまり写真を撮ることが無かった、あるいはスマートフォンなどに搭載されたカメラで撮ることを楽しんでいた方がもうちょっと良い画質で、凝った写真を撮りたいという人に向けた製品なことは私にもわかります。

それでもカメラメーカーに言いたい

Nikonなど作って販売する側からすれば「お前はそもそもターゲットじゃないから!買わないくせにガタガタ言うんじゃない!」と言うことはわかっているのですがそれでも私は「どうしてどの機種も画素数を肥大化させる一方なのか!」と言いたいです(`・ω・´)

高画素にするなとは言いません。そういった製品の需要もあるところにはあるのでしょう。

確かに画像が高画素の場合、トリミングへの耐性は上がるので、トリミングを前提とし写真を撮りあとから擬似的に望遠な写真を得ることも出来ます。

SDカードやHDDなどのストレージが昔と比べて安価になった今、肥大化した画素数に伴い上がったデータの大きさにも対応出来る環境もあります。また、昔と比べるとセンサー製造の技術力の向上しており高画素機だから高感度への耐性がなく暗い場所ではノイジーな画像になると一概には言えません。

高画素である事が売るときに訴求効果になることもわかります。

J5だけに限りませんがこのように市場で販売されている一部のカメラからは「よくわかってないヤツに売るんだからとりあえず数字盛っといたほうがウケるだろう」という匂いを感じ取ってしまうのです。

Nikon 1 J5が抱える大きな矛盾

例えば、J5は上向きに約180度回転出来るチルト式液晶モニターを採用し、セルフィー(自撮り)も容易に撮れるようになっており、カメラ本体にスマートフォンやタブレットに転送する機能が搭載されており、撮った写真がSNSなどで使用されることを意識した設計になっています。

これらの機能、要らない人にとっては確かに要らない機能だと思いますが、こういった機能は従来のゴツくて大きくて重いデジタル一眼レフよりもミラーレス一眼レフやコンパクトデジタルカメラの方が相性が良いですよね。デジタル一眼レフに180度回転出来るチルト式液晶を搭載されても片手で扱うのはちょっと辛いですから。

普段から持ち歩き、出先で自撮りなんかを頻繁にSNSにアップロードするユーザーにとってはこのサイズ感とこの機能が嬉しいのでしょう。

こういった使用用途を考えるとレンズ交換式のカメラとしては小さいサイズのセンサー、CXフォーマット(1インチサイズのセンサー)もカメラやレンズが小さく出来るシステムであると考えれば決して悪いモノではないと思います。デジタル一眼レフは持ち歩くのしんどいけど、このサイズなら…というユーザーにとってはありがたいはずです。

が、これらの点は冷静に考えると大きな矛盾を孕んでいます。

J5は最大5568×3712ピクセルの画像を出力することが出来ますが、SNSなどで使用するならばこんなサイズは絶対に必要ありません。4Kのディスプレイですら3840×2160という解像度、当然現在普及しているディスプレイやスマートフォンでこんな解像度を持ったものはありませんから、こういった端末で画像を見る場合は2000万画素も必要ありません。

また、FacebookやTwitterなどに画像が投稿され表示される際には等倍で表示されるわけではなく、縮小されて表示されます。下手すると2000万画素の場合はアップロードする際にリサイズされていると思います。

どうせリサイズされるなら2000万画素あっても良いのでは?と思う方も居るかもしれませんが、カメラからスマートフォンに転送し、それからウェブにアップロードする事を考えたらデータは小さいほうが好ましいはずなのです。

画素数を落した分、画素ピッチを大きくとったセンサーを搭載すれば、高感度に強いセンサー(暗い所でも綺麗に撮れると同じ意味だと考えください)になるはずです。

現に市場にはフルサイズセンサーを持ちながら1220万画素数というSONYのα7sという高感度に強いカメラが販売されていますから、画素数を落せば高感度に強いセンサーを作る技術は確かにあるはずなんです。

1インチセンサーで1000万画素ぐらいヤツ作ってくれないかな…

1インチセンサーはフルサイズのセンサーの15%ぐらいの面積しか持っていないのでα7sぐらいの画素ピッチを再現しようとなるとおそらく200万画素ぐらいのモデルになってしまいます。SNS等の用途ならこれで充分だと思いますが、さすがに1000万画素を切るモデルを作ってくれはしないと思うので1インチセンサーで1000万画素ぐらいのモデルを出して欲しいと強く思っています。

小さいカメラだからこそ、普段持ち歩いて撮影状況が良くない場所にも遭遇すると思うんですよね。FacebookやTwitterなどではよく外食した際の写真がよくアップロードされていると思いますが、薄暗い店内で食事をした場合、高感度に強い方が絶対に役立ちます。SONYのRX100シリーズなんかにも思う事なんですが、せっかく1インチのセンサーにしたのに伴って画素数あげたらな…と思います。SONYのRX100シリーズのようにコンパクトでレンズが明るく、センサーも大きくて画素数もほどほどでチルト式液晶を持っているコンパクトデジタルカメラが発売されたら多少高くても買ってしまうので、どこかのメーカーが作ってくれることを期待しています(´・ω・`)

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たかと
2016年3月に大学を卒業後、同年7月末日まで内定をいただいた会社に日常をおかされつつ社会人の真似事をしておりました。おかされるという意味合いでは対魔忍だったと言えるでしょう。 その後、おちんぎんに屈する事なく晴れてニートになりました。 詳しいプロフィールはコチラ

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5 件のコメント

  • いきなりすみません。
    読んでいて同じことを感じましたが、そもそもファイルサイズを小さく設定しておけばいいのではないかと。
    大は小を兼ねるといいますし、最高の画素数は確かに何の意味もない、特にこの撮像素子には必要無いですが、Nikon1シリーズはおそらく初心者を取り込みたいという気持ちが強いカメラなので、初心者は画素数=きれいって勘違いしますので、そのような層を取り込む上では画素数を増やしてもいいと思います。
    使っているうちに重くて面倒と思ってファイルサイズを小さく設定するようになるのではないでしょうか。

  • コメントありがとうございます(`・ω・´)

    Nikon 1シリーズの戦略的にはまさにその通りで画素数を上げることによって
    訴求力にしているのだと思います。

    しかし、ファイルサイズを小さくしたところで、画素そのものの高感度耐性が変わるわけではありませんので、最初から低画素で高感度のモデルも用意して欲しい…という意味合いでこの記事を書きました。

  • 確かに高感度耐性とか考えると最初から小さい方がいいですね。失礼しました。
    D40のような初心者向けだけどバランスのよいカメラが出てきてほしいです。

  • 私は、Nion1 S1, V2, J4を持っています。これらを使っていえることは、色の深みはないが、切れのある画像が得られることです。今度のJ5はサンプルを見る限り、暗部からハイライトまできれいに出ており、深みを感じます。画素数よりもその改良に意味があり、また、高画素化することで大きなトリミングにも余裕で対応し、より思った通りの写真が撮れるようになったと考えるべきかと。やろうと思えば画素合成でノイズ低減もできるので、今後改めて低画素のセンサーを出すことはできないのではないでしょうか。それより、このローパスフィルターなしの切れの良い画像を楽しむのがよいと思いますが。誰でも使えて、高度な要求にもこたえらえられる、これがJ5だと思います。

  • >ふじさん

    コメントありがとうございます(`・ω・´)

    ふじさんの仰っていることもわかるのですが、Sonyのα7sのようにフルサイズのセンサーながら1200万画素程度のモデルも出ているので技術的に出来ないということはないとは思うのですが、マーケティング的に画素数を上げると有効なのでしょうね(´・ω・`)

    私も決して画素数ありきではないのですが、1インチのセンサーに2000万画素を詰め込むのであれば半分の画素程度の方が結果的に万人に使いやすいカメラなのではないかと思いました。

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